2017年05月06日

第4回研究会(公開)のお知らせ

歴博基盤共同研究「日本列島社会の歴史とジェンダー」では、下記要領で第4回の研究会を開催いたします。
つきましては、ご参加をご希望の方は5月2日(火)までに、下記の研究会アドレス宛にお申し込みをお願いいたします。研究会参加費は無料です。是非お気軽にご参加下さい。

◆研究会参加申込
申込締切:2017年5月2日(火)
お申込先:gender*rekihaku.ac.jp
※「*」を「@」に置き変えてください。
@ご氏名、Aご連絡先(メールアドレス)、B学生or一般、C懇親会(別途要参加費)参加ご希望の有無
上記4点をお知らせ下さい。



歴博基盤共同研究「日本列島社会の歴史とジェンダー」
第4回研究会(公開)「近世の女性労働を考える」 日程

同内容PDF→こちら

●場所:国立歴史民俗博物館  〒285-8502 佐倉市城内町117 
    連絡先 gender*rekihaku.ac.jp
    ※「*」を「@」に置き変えてください。

●日時
 2017年5月6日(土)
  13:00-14:30 報告と討論@ 
          報告者:牧原成征氏(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
          テーマ:「近世に女商人はいたか?」
  14:50-16:20 報告と討論A
          報告者:塚本明氏(三重大学人文学部文化学科教授)
          テーマ:「ジェンダーの観点から見る歴史上の海女の生業と表象」
  16:30-17:00 全体討論
  終了後懇親会
 

●要旨
報告@ 牧原成征「近世に女商人はいたか?」
 近世に女商人はいなかったのか?たとえば商人の名前帳・仲間帳の類を繰ってみても、女商人の存在はよく見えてこない。
 しかし、全くいなかったと考えるのも不自然で、女も何らかの形で商売に携わっていただろう。そのあり方を、管見のごく限られた史料から少しだけ検討してみたい。一方、女が男に比べ商売に携わりにくかったことも事実であり、家や家業に包摂されていたという面はもちろんあるが、体力、治安、商売自体の「男性的」性格、女手形の問題などが思い浮かぶ。
 女の商いという観点から大雑把に近世社会の特質を考えることによって、なにが見えてくるか、考えてみたい。

※参考文献
牧原成征「近世的社会秩序の形成」(『日本史研究』644、2016年)


報告A 塚本明「ジェンダーの観点から見る歴史上の海女の生業と表象」
 素潜りで海底の魚介や海藻を採る海女漁は、女性特有のなりわいとしては、遊女と共に歴史が古いとされる。だが海女文化の歴史を有するのは、地球上で日本と韓国済州島に限られる。
 最も発達した形態の「フナド」海女漁は、船上の男と二人一組で行うもので、獲物の加工や流通などを含め、海女漁は男性との協働が欠かせない。また海女は一般に潜水漁以外に小規模で多様ななりわいを営んだが、明治期以降の朝鮮出漁を契機に「専業化」が進行する。
 古くから詩歌や能楽、浮世絵の題材となり、「観光」対象の海女が江戸時代には存在したように、海女は歴史的に「見られる」存在でもあった。だがそのあり方も、時代ごとに変容する。
 海女のなりわいと表象の歴史について、特に近世から近代の転換を中心に検討を加えたい。

※参考文献
@「近代の志摩海女の出稼ぎについて」(『三重大史学』10号、2010年)→本文
A「『伊勢新聞』に見る近代の志摩海女―明治・大正期の「海女」の諸相」(『三重大史学』11号、2011年)→本文
B「都びとのあこがれー歴史に見る志摩の「観光海女」」(『三重大史学』12号、2012年)→本文
posted by 日本列島社会の歴史とジェンダー at 11:32| Comment(0) | お知らせ
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